2019年8月には、星組元トップスターの紅ゆずるさんの退団に伴い、礼真琴さんが就任していましたね!
11月には明日海りおさんの退団も控えており、次期花組トップスターは柚香光さんと決まりました。
今年は特にトップスターの退団&就任のニュースが飛び交っていましたが、そもそも宝塚のトップスターはどうやって決まるのか?選ばれ方とは?が気になったので調べてみました。
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目次
そもそもトップスターって?トップスターシステムとは?
宝塚歌劇の殿堂 memories of ASUMI RIOを振り返ろうの巻
写真の上から写真編2#明日海りお pic.twitter.com/4s29rfDwac— アユリン 🌸 フォロー自由、無言でもOK (@ayu7342) October 2, 2019
宝塚歌劇団には「スターシステム」という制度があります。
各組には男役のトップは「トップスター」が存在して、その下に順位がついていきます。
★トップスター
★準トップスター(2番手)
★3番手
★4番手
★別格スター
★中堅スター
★下級生・その他
☆娘役の1番手はトップ娘役と呼ばれます。
★トップスター&トップ娘役
全ての本公演で主演を務める、いわば組の『顔』
任期は大体2~4年位のことが多いようで、トップになった後は退団となります。
★2番手
「近い将来のトップスター候補」のような存在。
トップスターの次に目立つ役を与えられ、本公演以外の公園では主演を務めることも。
お芝居では、トップスターと対峙する悪役(といってもかなりおいしい役!)とか、親友役など
★3番手
必ずしもトップスター候補とは限りませんが、重要な役を任されることが多い存在。
(組替えの際に他組の2番手になったり、本公演以外の公演で主演を務めることも。)
★別格スター
トップスターになる可能性は極めて低いが、味のある役や個性的な演技でとても重要な存在。
長年に渡り名脇役として活躍され、専科に異動する方も。
★中堅スター
明確に「入団何年目から」と決まっているわけではありませんが、
上記の主要メンバーほど出番は多くないけれど、作品を構成する上で必要不可欠な存在。
特に番手はついておらず、比較的流動的。なんとなく研8くらいからかな・・
★下級生・その他
このあたりの生徒さんは台詞がなく、群衆の中の1人として埋もれてしまいがちです。
ここで目を引くきらりとした光るオーラがあると、学年が上がっていくにつれて抜擢されていくようになるようです。
1組あたり80名前後在籍していると、やはり目立たない生徒さんも大勢いますよね。。
下級生はもちろんのこと、比較的上級生になっても役付きが良くない生徒もいるのです。
トップスターありきの宝塚歌劇団!
トップスターの退団などが無い限り、「2番手、3番手、別格」のメンバーも概ね固定されていることが多いです。
(組替えなどもあるので、多少流動性がある場合がありますが、基本的には固定されている)
通常の演劇というと、演目決定後に役に合う役者を配役して行きますが、宝塚歌劇団は「トップスターありき」!
トップスターに合わせて、上演する演目を決定するので、再演ものではないオリジナル作品の場合はトップスターを含む主要なメンバーまで当て書きされることも多いようですね。
(当て書きとは、その役者をイメージに合わせて台本を書くこと。)
特定の組を何回か続けて観てみると、このスターシステムのピラミッド構成の生徒さんが徐々にわかってきます。
そのため、ファンの中では次回の演目が発表になった時点で、このように配役の予想をしたりしていますね。実際の配役が出るまで、ワクワクしながら待っています!
宝塚のトップスターは誰が決めるのか?
さて、気になるのが、誰を宝塚のトップスターにするかというところ。
その決定権は歌劇団のプロデューサーにあると言われています。
とはいえ、演出家の先生方や理事長など管理職の方々の話し合いによって決めるようですが、トップスター候補の生徒さんの容姿・歌唱力・ダンス・演技力などの実力や人気、スター性、集客力などを考慮して決まるそうです。
トップスターに選ばれるような生徒さんは、下級生の頃からきらりと光るオーラのようなものがあり、実力が抜きん出ているので、新人公演で主役を演じているようですね。
例えば歴代のトップスターの中でも人気だった天海祐希さんは、受験時からかなり目立つ存在だったそうです。
宝塚時代の天海祐希さんがイケメン過ぎて… pic.twitter.com/M3cpJn2aBq
— 鴨南蛮 (@firefly0m0) October 3, 2019
宝塚関係者が彼女のお母様に「よくぞ産んでくださいました。」と言ったという話は、宝塚ファンの間ではあまりにも有名な話。
宝塚で春に行われるすみれ売りの時もかなり目立っていました。
今年入団の宝塚105期生の中には、テニスで有名な松岡修造さんの娘さんが注目を浴びていましたが、彼女もトップスターへのレールにすでに乗っている感があったりして。
昨日の #オーシャンズイレブン は#105期生 の #初舞台 もあり #口上
がありました。
なんと #稀惺かずと さんでした。#松岡修造 さんの ご令嬢 #松岡恵
さんです。 #小林一三 先生の玄孫でおられます。#宝塚 #宝塚歌劇団 #宝塚歌劇 #宙組 pic.twitter.com/7t9iFe437S— 中渕 綾 (@RyoNakabuchi) May 4, 2019
しかし、トップスターになっても、もし人気や結果が伴わない場合は辞めなければいけない世界でもあります。
人気が断トツでも選ばれないこともしばしば、ファンの間でも「納得がいかない!」という声がよく聞かれます。
また、全て内部の人事によるもので、ときには実力が関係ないと感じる決定の場合も。
歴代のトップスターの中にはお芝居は上手だけど歌が少々お下手・・・と言ったトップスターさんもいました。
(植田先生からの推薦や、轟さんの意見、それに財力も大きいのかな・・・と。)
やはり自分が推している生徒さんにトップスターになってほしいですもんね!
男役と娘役ではトップ選出の仕方が全然違う?
宝塚の男役が娘役をバッグハグした瞬間を切り取るとめちゃくちゃ幸せになれるって話は未来永劫伝えていきたい pic.twitter.com/3PAIHgBIIR
— ♡ゆい♡ (@yuiyui00912) October 3, 2019
男役と娘役ではトップ選出の仕方が全然違います。
トップスターといわれる男役は、実力で結果を出して認められてから選出されますが、娘役のトップは、相手役のそのときのトップスターの男役との相性なども考慮されることや、男役トップスターの推薦も影響すると言われているようです。
娘役のトップは男役トップとの相性が重視されるため、退団も一緒に・・ということが多いようです。
歴代の人気男役トップスターは?
奇跡の舞台挨拶! 真矢ミキ、真琴つばさ、沙央くらま“元宝塚男役トップスター”が並び立つ(ザテレビジョン) – Yahoo!ニュース https://t.co/69W4cmf0mA
— タカラヅカ歌劇ポータル (@zukazuka_info) July 28, 2019
歴代男役トップスターで人気が高かったのが、天海祐希さん。
続いて、真矢ミキさん、大地真央さん、紫吹淳さん、真琴つばささん。
退団後も皆さん活躍されていますね!
最後に
さて、今回は宝塚のトップスターはどうやって決まるのか?選ばれ方とは?を調べてみました。
今年の9月には、星組元トップスターの紅ゆずるさんの退団&礼真琴さんの就任や、11月には、花組トップスターの明日海りおの退団&柚香光さんの就任など、なかなか変化のある年だなあと感じました。
それぞれのトップスター決定理由についてもこちらの記事に書いていますので、合わせて御覧ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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