真藤順丈の「宝島」のあらすじや感想は?戦後の沖縄が舞台小説。直木賞に決定!

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第160回直木賞に選ばれた真藤順丈さんの「宝島」(講談社)。戦後の沖縄が舞台の小説ということですが、一体どんな内容なのでしょうか?

あらすじや実際に読んだ方の感想などを調べてみました。

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目次

真藤順丈の「宝島」のあらすじ

本作品は第二次世界大戦後の沖縄を舞台に1952年から1972年の本土返還までの20年に渡る、若者たちの青春を描いたフィクションの小説です。

米軍基地に忍び込み、略奪した物品を住民に分け与える「戦果アギャー」。彼らが奪うのは食料、医療品だけではなく、盗んだ建築資材で小学校が建ったこともあるほど。そのため戦果アギャーのリーダーである「オンちゃん」は住民から英雄視されていました。そんなオンちゃんがある日米兵に追われて行方不明になってしまいーーーー。

オンちゃんの親友であるグスク、弟のレイ、恋人のヤマコはオンちゃんのことを片時も忘れることなく「オンちゃんの志」を受け継ぎ、警官や教師、テロリストとなって、それぞれのやり方で沖縄の人々を守り続けていきます。消えてしまった英雄の行方を探すミステリーな要素もありつつ、そんな3人の若者の激動の時代が描かれてた作品となっています。

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真藤順丈の「宝島」の感想は?

見事に直木賞を受賞した、真藤順丈の「宝島」ですが、すでに読まれている方の感想を調べてみました!

宝島』は周りにいる読んだ人はみんな絶賛してたから、やはり!といった感じ!

 

真藤順丈氏の「宝島」読了。 直木賞に相応しい大作です。 ヤマトンチュもウチナーも読むべき! 今年読んだ中で一番良かった!!

 

戦果アギヤーという言葉すら私は知らなかった…この作品の中から湧きあがる“熱”は決して絶えることなく読了後も私の中で熱いままです。 あと、比嘉慂さんの漫画『カジムヌガタイ』を読み返したくなりました。

 

真藤順丈宝島』。パイロット版を読んだ段階で、鳥肌たった。戦後沖縄を舞台に繰り広げられる青春群像。日本の国が立ち上がっていく青春と重なる。かつて池上永一が到達した、オキナワの現代神話の領域に、真藤順丈がたどりついた。現状、今年ベスト1の傑作。

真藤順丈さんのプロフィール

氏名:真藤順丈(しんどうじゅんじょう)

生年月日:1977年11月3日

出身 東京品川区

デビュー作 :「地図男」(2008年)

代表作:『墓頭』(2012年)、『宝島』(2018年)
主な受賞歴:

・2008年
「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞
「庵堂三兄弟の聖職」で第15回日本ホラー小説大賞大賞受賞
「東京ヴァンパイア・ファイナンス」で第15回電撃小説大賞銀賞受賞
「RANK」で第3回ポプラ社小説大賞特別賞受賞
・2018年
『宝島』で第9回山田風太郎賞受賞
・2019年
『宝島』で第160回直木三十五賞受賞

最後に

今回、直木賞を受賞した真藤順丈さんの「宝島」。あらすじからは硬い文章の印象を持っていたのですが、調べてみると英雄の行方を探るミステリー要素だったり、悲しみを乗り越えて生きている3人のキャラクターをユーモラスに描かれているいるようで、飽きが来ずどんどん読み進められると言っている方もいたので、一度読んで見たいなと思いました。

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最後までお読み頂きありがとうございました。

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