宇佐見りんの「推し、燃ゆ」のあらすじや感想は?「推し」を応援する女子高生のリアルを描く。芥川賞に決定!

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芥川賞

第164回直木賞に選ばれた宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」(河出書房新社)。好きなアイドル「推し」を応援することが生活の中心になっている女子高生の姿を描いた小説ということですが、一体どんな内容なのでしょうか?

あらすじや実際に読んだ方の感想などを調べてみました。

※少々ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

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「推し、燃ゆ」のあらすじ

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「逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――」

本書は「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」という書き出しから、主人公が好きなアイドル「推し」が芸能界を引退するラストコンサートまでを描いています。

ファンを殴ってしまったころから「推し」が炎上する話ですが、ミステリーではなくのようなものではなく、主人公にとって推しがどういった存在なのか、主人公がどのような生活をしているのか、ひたすら淡々と続く日常が描かれています。

主人公はある障害から、バイト先や学校で力を発揮できずにいるにもかからわず、推しに関することだけには、情報収集や分析・推しの発言を一字一句もれずにノートに書き連ねたり、ブログを書いたりとある種の異様な力を発揮します。

周りが当たり前としていることがうまくいかずに他人から一見惨めにみえてしまったとしても、「推し」を推すことで主人公の胸のそこから湧き上がるエネルギーは主人公の生きる活力となっている。そんな主人公の変容していくさまを描いた青春の物語。

〈関連記事〉直木賞と芥川賞の選考基準って?違いは何?を調べてみました。

宇佐見りんの「推し、燃ゆ」の感想は?

見事に芥川賞を受賞した、宇佐見りんの「推し、燃ゆ」ですが、すでに読まれている方の感想を調べてみました!

宇佐見りんさんのプロフィール

氏名:宇佐見りん(うさみりん)

生年月日:1999年5月16日

出身:静岡県(神奈川県育ち)

2019年:『かか』で文藝賞を受賞し(遠野遥と同時受賞)

2020年:同作品で三島由紀夫賞を最年少で受賞、第44回野間文芸新人賞候補にも選ばれ

2021年:『推し、燃ゆ』で第164回(2020年下半期)芥川龍之介賞受賞

綿矢りさ、金原ひとみに次ぐ、史上3番目の若さでの受賞となった

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最後に

宇佐見りんの「推し、燃ゆ」のあらすじや感想をご紹介しました。

若くして芥川賞を受賞するなんて、本当に素晴らしいですね。私にも推しがいるので、一度は読んでみたい作品だなと感じました。

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最後までお読み頂きありがとうございました。

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